イングランド対アルゼンチン、前半で56年ぶりの記録を樹立する激戦

2026-07-16
イングランド対アルゼンチンのワールドカップ準決勝前半戦は、記憶に残る不名誉な記録を樹立した。それは、1966年に統計が開始されて以来、前半30分までにシュートが一本もなかった試合である。アトランタで繰り広げられた、火花散る両チームの戦いでは、前半だけで合計19回のファウルが記録された。うちアルゼンチンが12回、イングランドが7回だが、主審イスマイル・エルファスが出したのは、イングランドのエリオット・アンダーソンとアルゼンチンのリサンドロ・マルティネスへのイエローカード2枚のみだった。

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試合で初めてシュートが放たれたのは33分、イングランドのジョン・ストーンズがヘディングで放ったが、これは枠を外れた。その後、エンソ・フェルナンデスの遠距離シュートも枠を越えた。両チームのGKジョーダン・ピックフォードとエミリアーノ・マルティネスは、前半を通して一度もセーブをすることなく終わった。元イングランド代表GKポール・ロビンソンは試合後、審判の裁定を厳しく批判した。「今大会で見た中で最悪の主審運用のひとつだ。彼は試合開始からゲームをコントロールできていなかった」とロビンソンは語った。「あまりにも多くのファウルを見過ごし、両監督とも不満を抱いていた。イングランドはタフな戦いを強いられ、試合には全く流動性がなかった」。


ピッチの雰囲気も同様に緊迫していた。アルゼンチンサポーターは試合前の国歌斉唱でイングランド国歌にブーイングを浴びせ、イングランドサポーターもそれに負けじと応戦した。試合開始直後、ジュード・ベリンガムはアルゼンチンMFレアンドロ・パレデスに挑発されたが、それに応じず笑って流した。両国は2002年以降ワールドカップで対戦しておらず、フォークランド紛争という歴史的背景も相まって、この準決勝はキックオフ前から火花を散らしていた。